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【クボタ SR-J5】スカイロードジョイ コンバインの馬力・サイズと買取相場

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【クボタ SR-J5】スカイロードジョイ コンバインの馬力・サイズと買取相場

クボタ_SRJ5

納屋の奥でシートを被ったまま眠っている、クボタのコンバイン「SR-J5(スカイロードジョイ)」。

「もう何年も動かしていないし、バッテリーも上がっている。鉄くずとして処分するしかないだろうか」とお悩みではないでしょうか。あるいは、遺品整理で出てきたものの、使い方も価値もわからず途方に暮れているかもしれません。

実はそのSR-J5、日本国内では「古い機械」であっても、世界市場や専門家の視点で見れば、未だに現役で通用する価値を秘めています。特に、搭載されているエンジンの汎用性や、小規模農業に適したコンパクトな設計は、特定の需要層から熱烈に支持されています。

この記事では、カタログスペックの数値的な解説から、整備士だけが知るメンテナンスの勘所、そして「損をしないための売却・処分ルート」までを徹底的に解説します。単なる鉄くずとして処分費用を払ってしまう前に、この機械が持つ本当の価値をご確認ください。

クボタ SR-J5(スカイロードジョイ)のスペック・製造年・特徴

クボタの「スカイロード(SKYROAD)」シリーズは、日本のコンバイン史において一時代を築いた名ブランドです。その中でも「SR-J5(通称:ジョイ)」は、プロ農家向けの機能を維持しつつ、兼業農家や小規模農家でも扱いやすいサイズに凝縮した「コンパクトコンバイン」の傑作として知られています。

主要諸元表

まずは、SR-J5の基本的な身体測定データを確認します。中古市場での売買や、トラックでの輸送、あるいはメンテナンス部品の手配において、以下の数値は必須の情報となります。

販売時期 1990年代前半〜中期
※現在でも部品供給(消耗品類)は比較的安定しています。
エンジン型式 Kubota D722
※水冷4サイクル3気筒立形ディーゼルエンジン。耐久性に定評があります。
最大出力 20.0 PS (14.9 kW)
※コンバイン搭載時は耐久性重視で13〜14馬力程度に調整されています。
排気量 719 cc
※軽自動車(660cc)より一回り大きく、粘り強いトルクを発揮します。
全長 約 2,600 mm
※デバイダ(先端の突起)収納時のサイズ。
全幅 約 1,400 mm
※軽トラックの荷台幅(約1,410mm)ギリギリのサイズ感です。
全高 約 1,600 mm
※ハンドルやレバーの高さ。屋根(キャノピー)付きはさらに高くなります。
機体重量 約 600 kg 〜 800 kg
※仕様により異なりますが、軽トラック(積載350kg)には積載不可です。
刈取条数 2条刈り
※一度に2列の稲を刈り取ります。
排出方式 グレンタンク または 袋取り
※SR-J5は主に「袋取り(籾を袋に詰める)」タイプが主流です。

小規模農家に愛された「取り回しの良さ」

SR-J5が発売から数十年経っても支持される最大の理由は、その「絶妙なサイズ感」にあります。

日本の農業地帯、特に中山間地域(山間部の田んぼ)では、大型のコンバインが入っていけないような狭い道や、変形した小さな田んぼが数多く存在します。最新の4条刈り・5条刈りの大型コンバインは作業スピードこそ速いものの、旋回には広いスペースが必要で、小さな田んぼでは逆に効率が落ちてしまいます。

対してSR-J5は、以下の特徴により「狭い田んぼの王者」として君臨しました。

  • 2条刈りの機動力: 最小単位の刈幅により、あぜ道ギリギリや四隅の稲もしっかり刈り取れます。
  • シンプルな操作系: 複雑な電子制御パネルではなく、レバー操作が主体の直感的なインターフェースを採用しており、機械操作に不慣れな「サンデーファーマー」でも扱いやすい設計です。
  • 軽量なボディ: 湿った田んぼ(湿田)でも沈み込みにくく、強力な走破性を発揮します。

SR-J5 の市場評価と「部品取り」としての価値

「古いから価値がない」と決めつけるのは早計です。SR-J5には、完成車としての価値と、分解された部品としての価値の2つの側面があります。

現在の需要は「国内の小規模・兼業農家」がメイン

現在の農機具市場において、SR-J5を求めている主な層は「国内の兼業農家」や「自給自足用にお米を作っているユーザー」です。

新品のコンバインを購入しようとすると、小型のものでも200万円〜300万円といった高額な投資が必要になります。しかし、自家消費用のお米を作るだけの小規模農家にとって、この出費は現実的ではありません。そこで、「年式は古くても、安くてしっかり動く機械」であるSR-J5に白羽の矢が立ちます。

また、海外輸出(主に東南アジア)に関しても需要はありますが、トラクターほど万能ではありません。コンバインは「稲作地域」に需要が限定されるためです。しかし、ベトナムやカンボジアなどの国々では、電子制御でガチガチに固められた最新機種よりも、SR-J5のような「叩けば直る」シンプルな機械式構造が好まれる傾向にあります。

不動車でも値段がつく理由(部品・資源価値)

もし、お持ちのSR-J5が「エンジンがかからない」「動かない」状態であっても、決して諦めないでください。専門業者は以下のようなポイントに価値を見出します。

1. クボタ「D722」エンジンの汎用性

SR-J5に搭載されているディーゼルエンジン「D722」は、実は「名機」として世界的に有名です。このエンジンはコンバインだけでなく、小型のショベルカー、発電機、大型芝刈り機、さらには小型船舶の動力としても使用されています。

そのため、コンバインとしての機能が死んでいても、「エンジンが生きていれば(あるいは修理可能なら)」、エンジン単体で高値で取引されるケースが多々あります。

2. ゴムクローラー(キャタピラ)の価値

足回りのゴムクローラーは、新品に交換すると片側だけで数万円もする高額部品です。もしSR-J5のクローラーにヒビ割れが少なく、山が残っている状態であれば、そのクローラーだけでも「中古良品」として数万円の価値がつきます。

3. 資源としての価値

完全に錆びついて土に還りそうな状態であっても、数百キログラムの鉄の塊としての価値(スクラップ価値)は残ります。鉄スクラップ相場が高騰している時期であれば、最低保証額がつくことも珍しくありません。

【所有者必見】型番プレート・アワメーターの確認

査定を依頼する際、スムーズに話を進めるためには「正確な情報」が必要です。SR-J5のどこを見ればよいのか、確認ポイントを解説します。

運転席足元・側面のプレート位置

まず確認すべきは「型式」と「製造番号」が刻印された金属プレートです。

SR-J5の場合、一般的に以下の場所に設置されています。

  • 運転席の足元周辺: ブレーキペダルやクラッチペダルの近く。
  • 機体の側面: ステップ(乗り込む際の足場)の側面や、カバーの下部。

ここに書かれている「製造番号(シリアルナンバー)」は、世界に1台しかないその機体のIDであり、正確な製造年や仕様を特定するために不可欠です。スマートフォンで鮮明な写真を撮っておくことをお勧めします。

アワメーター(稼働時間)とクローラーの状態

次に重要なのが「アワメーター(稼働時間計)」です。自動車でいう走行距離メーターにあたります。

SR-J5のような小型コンバインの場合、以下の時間が寿命の目安と言われています。

  • 500時間未満: まだまだ現役。高価買取が期待できます。
  • 500〜800時間: 各部の部品交換が必要になる時期。中程度の評価。
  • 1000時間超: エンジンや脱穀部の摩耗が進んでいる状態。

ただし、コンバインの寿命はエンジンよりも「刈取部」や「脱穀部」の摩耗具合で決まることが多いのが特徴です。アワーメーターの数字だけでなく、「クローラーに深いヒビ割れがないか」「カッター(藁を切る刃)は錆びついていないか」が査定額を大きく左右します。

よくあるトラブルと「修理 vs 売却」の判断

長く納屋で保管されていたSR-J5には、特有のトラブルが発生します。ここで重要なのは、「直してから売るべきか、そのまま売るべきか」という判断です。

コンバイン特有の不具合(クローラー切れ・ベルト摩耗)

  • ゴムクローラーの経年劣化: ゴム製品は紫外線や湿気で劣化します。見た目は綺麗でも、いざ動かそうとした瞬間に「バチン!」と断裂してしまうことがあります。
  • ベルト類の劣化: 脱穀部や刈取部を動かすVベルトは、使っていなくても硬化し、ひび割れます。
  • ラジエーターの詰まり: コンバインは藁くずや埃の中で作業するため、ラジエーターの網が詰まりやすく、オーバーヒートの原因になります。

高額修理になる前に手放すべき理由

結論から申し上げますと、「修理せずに、壊れたままの状態で専門業者に売る」のが、経済的に最も損をしない選択です。

なぜなら、修理費用が中古相場を上回ってしまう「逆転現象」が起きやすいからです。

例えば、ゴムクローラーが切れている場合、新品への交換費用は工賃を含めて10万円近くになることもあります。しかし、SR-J5の中古買取相場が5万円〜10万円だった場合、直しても赤字になるだけです。

また、メーカー(クボタ)ではすでに一部の外装部品や樹脂パーツの供給を終了(廃番)している可能性があり、修理したくても部品が手に入らないリスクもあります。

専門の買取業者は、独自のルートで安価な社外品パーツを仕入れたり、他の廃車から部品を流用したりして安く修理するノウハウを持っています。そのため、個人で修理するよりも、現状のまま渡してしまったほうが、結果として手元に残るお金は多くなります。

ポイント


重要: 部品供給が不安定な古い機種だからこそ、自己判断での修理はリスクが高すぎます。「動かない状態」でも、プロは部品としての価値を正しく評価してくれます。

SR-J5 の買取相場と高く売るための出口戦略

では、実際に手放す際、どのような業者に依頼すればよいのでしょうか。ここでの選択を間違えると、数万円の損をするどころか、逆に処分費用を請求されることすらあります。

やってはいけない「処分方法」

  1. 鉄くず業者への直接持ち込み
    スクラップ業者は「機械」としてではなく「鉄の重さ」でしか評価しません。SR-J5の重量(約800kg)×鉄スクラップ単価となり、数千円〜1万円程度にしかならないケースが大半です。エンジンやクローラーの価値が無視されてしまいます。
  2. 農協(JA)への下取り
    新品への買い替えならまだしも、単なる処分の場合、農協は非常にシビアです。年式が古いSR-J5は「査定0円」と言われる可能性が高く、場合によってはリサイクル料や運搬費などの名目で数万円の処分費用を請求されることもあります。

正解は「農機具専門の買取店」

SR-J5を高く売るための正解は、「国内の再販ルート(小規模農家向け)」と「海外輸出ルート」の両方を持っている農機具専門買取店を選ぶことです。

彼らは、状態が良い機体は国内の兼業農家へ再販し、外装がボロボロでもエンジンが元気な機体は海外へ輸出するという「使い分け」ができます。また、自社で整備工場を持っている業者は、多少の不具合があっても「直せば売れる」と判断できるため、強気の買取価格を提示してくれます。

実際の買取相場としては、状態により数万円〜10万円前後の幅がありますが、鉄くずとして捨てるより遥かに有益な結果になります。

国内の下取りで「値段がつかない」と言われても、諦める必要はありません。海外販路を持つ業者なら、そのエンジンやパーツに価値を見出し、高値で買い取ってくれる可能性があります。

おすすめの買取査定サービス

SR-J5の価値を正しく理解し、適正な価格で買い取ってくれるサービスを3つ厳選しました。機械の状態や、ご自身の状況に合わせて選んでみてください。

1. ヒカカク!

「まずは大体の相場を知りたい」「いきなり業者を呼ぶのは抵抗がある」という方におすすめです。最大20社から一括で見積もりを取ることができ、最高額を提示した業者を選ぶだけなので、買い叩かれるリスクを最小限に抑えられます。

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2. 農機具買取査定君

農機具に特化したプロフェッショナルな査定サービスです。古いコンバインやトラクターの扱いに慣れており、全国対応でスピーディーに動いてくれます。「倉庫を早く片付けたい」「専門的な視点でしっかり見てほしい」という方に最適です。

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3. トラックファイブ

もし、お手持ちのSR-J5が「完全に動かない」「サビだらけでボロボロ」「タイヤが回らない」といった状態なら、ここが最強の選択肢です。重機・建機・トラックの買取に強く、どんな状態でも「資源・部品価値」として査定してくれます。即日現金化が可能で、大型トラックとのセット売却などにも対応しています。

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まとめ

クボタ「SR-J5(スカイロードジョイ)」は、日本の狭い田んぼに適応するために生まれた名機です。

最新の大型コンバインにはない「小回り」と「メンテナンスのしやすさ」は、今でも国内の小規模農家や、海外のユーザーから必要とされています。

  • エンジンの価値: 搭載されている「D722」エンジンは世界的な需要があります。
  • 修理の判断: 高額な修理費をかける前に、現状のままで査定に出すのが鉄則です。
  • 売却先: 鉄くず業者や農協ではなく、部品価値まで評価できる「専門の買取業者」を選びましょう。

倉庫で眠っているその機械は、単なる不用品ではありません。

あなたが手放すことで、日本のどこかで米作りを始めようとしている若い農家や、海を越えた異国の地で、再び誰かの生活を支える「相棒」として活躍するかもしれません。

まずは無料査定を利用して、愛機が持つ「現在の価値」を確かめることから始めてみてはいかがでしょうか。それが、長年働いてくれた機械に対する、最後の一番良い恩返しになるはずです。

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