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【クボタ SR-M32】スカイロード コンバインの馬力・条数・スペックと買取相場

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【クボタ SR-M32】スカイロード コンバインの馬力・条数・スペックと買取相場

クボタSRM32

実家の納屋の奥で眠っている、クボタのコンバイン「SR-M32(スカイロード)」。

「父が大切にしていたけれど、もう何年も動かしていない」「キャタピラにヒビが入っていて、処分するにもお金がかかりそう」とお悩みではありませんか?

古い機械ゆえに、鉄くずとして処分してしまう方が後を絶ちませんが、実はその判断は大きな損失になる可能性があります。

この機械は、日本国内での役割を終えていたとしても、海外では「神機」と呼ばれるほど需要があるエンジンを搭載しています。見た目が錆びだらけでも、心臓部さえ無事ならば、驚くような価値が残っているケースが珍しくありません。

この記事では、カタログスペックの詳細から、整備士だけが知るメンテナンスの急所、そしてなぜ古くても値段がつくのかという「最新の買取相場」の裏側までを徹底的に解説します。処分して後悔する前に、まずはこの機械の本当の価値をご確認ください。

クボタ SR-M32(スカイロード)のスペック・製造年・特徴

クボタ「SR-M32」は、かつて日本の農業シーンを支えた主力機種です。まずは、この機械がどのような性能を持っているのか、客観的な数値データから紐解きます。

主要諸元表

製造から20年以上が経過していますが、その基本性能の高さは現代でも十分に通用するレベルです。以下のスペック表は、メンテナンスや輸送の手配時にも役立つ重要なデータです。

項目 データ 解説
モデル名 SR-M32 通称「スカイロードモンロー32」。Mはモンロー(水平制御)搭載を示唆。
メーカー クボタ(KUBOTA) 部品供給網が厚く、国内シェアNo.1の実績。
販売期間 1998年~2001年頃 排ガス規制強化前のモデルであり、構造がシンプルで頑丈。
エンジン出力 32馬力 (PS) 中規模農家に最適なパワー。湿田でも粘り強い作業が可能。
エンジン型式 V1505 水冷4サイクル4気筒ディーゼル。ここが最大の評価ポイント(後述)。
排気量 1,498 cc 1.5リットルクラス。軽自動車の2倍以上の排気量による高トルク。
刈取条数 4条刈 2条・3条に比べて作業効率が圧倒的に高く、プロ農家向け仕様。
機体重量 約 1,600kg ~ 1,800kg 輸送には3トン以上の積載車が必要なクラス。

実用性と「モンロー」の特徴

型番にある「M」は、クボタが誇る自動水平制御システム「モンロー(Monro)」を意味します。

日本の水田は必ずしも平らではなく、特に山間部の圃場や、ぬかるんだ湿田では機体が傾きがちです。モンローシステムは、センサーが傾きを感知し、油圧で左右のクローラーの高さを自動調整することで、常に車体を水平に保ちます。

この機能により、32馬力という必要十分なパワーと相まって、SR-M32は「どんな悪条件下でも安定して刈り取りができる」という信頼を勝ち取りました。発売当時は兼業農家から専業農家へのステップアップ機としてベストセラーとなり、現在でもその使い勝手の良さから、予備機(サブ機)として手元に残す農家が存在します。

★ SR-M32 の市場価値と需要の理由

一般的に農機具は「古くなればなるほど価値が下がる」ものですが、SR-M32には特殊な市場事情があります。結論から言えば、「コンバインとしての価値」よりも「エンジン単体の価値」が上回るという逆転現象が起きています。

完成車としての輸出は限定的?「エンジン」に価値がある理由

トラクターであれば、古いモデルでもそのまま海外の農地で使われることが多いですが、コンバインの場合は事情が異なります。

  • 稲作事情の違い: ベトナムやタイなどで主流のインディカ米(長粒種)と、日本のジャポニカ米(短粒種)では、脱穀部の構造的相性が異なります。日本のコンバインをそのまま使うと、籾が詰まったり、脱穀しきれなかったりするトラブルが起きやすいのです。
  • 構造の複雑さ: コンバインはゴムクローラーや刈取刃など消耗品が多く、海外の農村部では維持管理が難しいという側面があります。

そのため、「SR-M32をそのまま海外の田んぼで使う」という需要は、トラクターに比べると限定的です。しかし、これで「価値がない」と判断するのは早計です。

それでも「買取」になる理由はクボタ製エンジン

SR-M32が今でも高値で取引される最大の理由は、搭載されているエンジン「Kubota V1505」にあります。このエンジンは、世界の産業界で「神機」のように扱われています。

V1505エンジンの特徴 世界での活用事例(リユース)
耐久性 ターボ非搭載(自然吸気)で熱負荷が低く、故障が極めて少ない。
整備性 電子制御(コンピュータ)を使わない機械式ポンプのため、ハンマーとレンチがあれば直せる。
汎用性 コンパクトで持ち運びしやすく、どのような機械にも移植しやすい。

特にタイなどの東南アジアでは、川を行き来するボートのエンジンとして、この「V1505」が絶大な人気を誇ります。現地の整備士たちは、日本のコンバインから降ろされたエンジンを「最高品質」として奪い合うように購入します。

つまり、「キャタピラが切れている」「脱穀部が動かない」「車体が錆びだらけ」という不動車であっても、エンジンさえ無事なら輸出用エンジンとしての買取対象になるのです。これが、SR-M32の底値を支える強力な理由です。

【所有者必見】型番プレート・アワメーターの確認

査定に出す際、業者が必ず確認するポイントがあります。事前にここをチェックしておくことで、スムーズなやり取りが可能になります。

刻印・プレートの位置

モデル名や製造番号が記載されたプレートは、査定額を決定する「身分証明書」です。SR-M32の場合、以下の場所に設置されていることが一般的です。

  1. 運転席周辺: ブレーキペダルやクラッチペダルの付け根付近、または座席下のフレーム側面。
  2. エンジン本体: エンジン側面の排気マニホールド下や噴射ポンプ付近に「V1505」という刻印があります。

特にエンジン型式の刻印は重要です。稀にエンジンが載せ替えられているケースがあるため、プロのバイヤーはここを必ずチェックします。写真を撮っておくと、電話査定などの際に非常にスムーズです。

稼働時間(アワー)と寿命の目安

コンバインの寿命は、トラクターよりも短い傾向にあります。稼働時間(アワーメーター)による価値の分岐点は以下の通りです。

アワーメーター 状態の目安 市場での評価
~500時間 良品 国内での再販(部品取り含む)需要が見込めるゾーン。高値がつきやすい。
500~800時間 標準 消耗品の交換時期。クローラーの状態次第で価格が変動する。
800~1,000時間 限界 国内での実用は厳しいライン。ここからは「エンジン輸出」としての価値がメインになる。
1,000時間超 過稼働 コンバインとしての機能は寿命に近いが、エンジン単体としての価値は残る。

SR-M32の場合、1,000時間を超えていても諦める必要はありません。前述の通り、エンジン需要があるため、鉄くず以上の価値がつく可能性が濃厚です。

よくあるトラブルと「修理 vs 売却」の判断

長く放置されていた機械にはトラブルがつきものです。修理して使い続けるべきか、そのまま手放すべきか、経済的な視点で解説します。

コンバインの致命傷「クローラー(キャタピラ)」のヒビ

査定額を最も大きく左右するのが「ゴムクローラー」の状態です。SR-M32の純正クローラーサイズは「幅460mm × ピッチ90mm × 47リンク」という大型のものが採用されています。

もしこれに深いヒビが入っていたり、切れていたりする場合、交換費用は非常に高額になります。

  • 純正・社外品の新品価格: 2本セットで 約26万円~50万円以上
  • 交換工賃: 数万円(重量が片側約100kgあるため、個人での交換は困難)

SR-M32の機体残存価値を考えると、新品のクローラーに交換して乗り続けるのは、経済的に「損」になるケースが大半です。

※注意点: 安い互換品として「幅420mm」のクローラーが販売されていることがありますが、幅を狭くすると湿田で沈みやすくなり、本来の性能が発揮できません。安易な交換は避けるべきです。

高額修理になる前に手放すべき理由

クローラー以外にも、SR-M32特有の修理リスクがあります。

  • モンロー(水平制御)の故障: センサーや電磁弁の不具合で、機体が傾いたまま戻らなくなる。修理には高額なユニット交換が必要。
  • 転輪(ローラー)からの油漏れ: 足回りの車輪からオイルが漏れている場合、ベアリング破損の前兆。放置すると走行中に脱輪する。

製造から年数が経ち、メーカーからの部品供給も一部終了しています。「直そうと思った時には部品がない」という事態も起こり得ます。最も賢い方法は、「エンジンがかかる(移動できる)うちに売却する」ことです。不動車になってからでは、ユニック車による吊り上げ作業など別途費用が発生し、手残りが減ってしまいます。

もし、すでに「クローラーが切れている」「動かない」という状態であれば、修理にお金をかける前に、まずは「現状のままで買い取ってくれる業者」(特に部品・建機に強い業者)に相談することをお勧めします。

部品がない・動かない農機具の処分なら


国内で修理不能と判断された機械でも、海外部品取り用として価値を見出す業者があります。

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SR-M32 の買取相場と高く売るための出口戦略

では、実際にSR-M32を手放す際、どのくらいの金額になるのでしょうか。また、誰に売るのが正解なのでしょうか。

やってはいけない「処分方法」

所有者が最も損をする処分パターンは以下の2つです。

  1. 鉄くず業者への持ち込み
    • 彼らは「鉄の重さ」でしか価値を判断しません。SR-M32の重量(約1.8t)を鉄スクラップ相場(約40円/kg ※相場変動あり)で計算すると約7万円ですが、そこからゴムクローラーや廃油の「処分費用」を差し引かれるため、手元に残るのは数千円、最悪の場合はマイナス(支払い)になります。
    • 数十万円で取引されるエンジンの価値を、ドブに捨てるようなものです。
  2. 農協(JA)への下取り
    • JAは基本的に「新しい機械への買い替え」が前提です。年式が古いSR-M32は「査定0円」と言われることが多く、処分料を請求されるケースも一般的です。

正解は「エンジン需要に強い専門買取店」

SR-M32を適正価格で売るための正解は、「海外へのエンジン輸出ルートを持つ農機具買取専門店」に依頼することです。

彼らの査定基準は「日本の田んぼで使えるか」ではありません。「V1505エンジンが生きているか」「使える部品が残っているか」を見ます。

【SR-M32の買取相場(目安)】

状態 買取相場の目安 解説
極上品 20万円 ~ 35万円 アワー500h未満、クローラー良品、モンロー正常。
通常品 10万円 ~ 20万円 エンジン実動、年式相応のサビや摩耗あり。
部品取り級 5万円 ~ 10万円 エンジンはかかるが、クローラー切れや脱穀部故障あり。
不動車 数万円 ~ エンジンが焼き付いていなければ、値段がつく可能性大。

※価格は市場変動や地域、保管状況により異なりますが、0円査定の国内下取りに比べれば、雲泥の差が出ることがわかります。

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国内再販の可能性も含めて、複数の業者に価格を聞いてみるのが確実です。

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おすすめの買取査定サービス

SR-M32のような「古いけれどエンジンの価値が高い」機械を売却する場合、一般的なリサイクルショップではなく、農機具や建機のプロに依頼する必要があります。以下の3社は、それぞれ異なる強みを持っており、この機種の売却に最適です。

1. ヒカカク!

「まずは相場を知りたい」「地元の業者も含めて比較したい」という場合に最適です。最大20社から見積もりをとれるため、SR-M32のような判断が難しい機械でも、最高値を提示してくれる業者が見つかります。

2. 農機具買取査定君

農機具に特化した一括査定サービスです。登録されている業者は農機のプロばかりなので、「クボタのエンジン」の価値をしっかりと理解してくれます。全国対応でスピード感のある対応が魅力です。

3. トラックファイブ

★今回のイチオシ

本来はトラックや重機の買取業者ですが、SR-M32のような大型コンバインの場合、ここが最も強い味方になることがあります。彼らは「建設機械」や「エンジン輸出」のルートを太く持っているため、農機具店で断られるような「ボロボロの状態」や「不動車」でも、エンジンの価値を見抜いて高価買取してくれる可能性が高いです。

まとめ:SR-M32は「捨てればゴミ、売れば資源」

クボタ SR-M32は、日本の田んぼでの役割を終えつつありますが、搭載されているV1505エンジンは、世界中で求められている現役の「資産」です。

  • キャタピラが切れていても諦めないでください。
  • 動かなくても処分料を払わないでください。
  • 農協で0円と言われても、ハンコを押さないでください。

その機械を待っている人が、海の向こうに必ずいます。

まずは、紹介した査定サービスを活用し、「エンジンの価値」を正しく評価してくれる業者を見つけてください。納屋のスペースが空くだけでなく、まとまった現金となって手元に戻ってくるはずです。

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